たった15秒で失うもの。
投稿日2023/05/26
たった15秒で失うもの。
皆様、こんにちは!
兵庫県在住、美しい暮らしの空間アドバイザーです。
この記事を書いている今日、朝のニュースで、伊豆の方で地震発生のニュースが飛び込んできました。
5月に入ってから、石川県をはじめ、あちこちで地震の被害や発生を聞いて、私も20歳の頃に体験した阪神淡路大震災を思い起こしました。
1995年1月17日
時間は朝の5時46分。
そろそろ起床しようという時でした。
ちょうど仕事の関係で寮住まいから、実家に戻っていました。
ゆっさゆっさと突き上げるような大きな縦揺れに一気に目が覚め、頭の上に立てかけてあった姿見を慌てて横に倒し、布団に潜り込みました。
リビングやキッチンの食器が、ガッチャガッチャと激しく音を立てているのを耳にし、早く収まることだけを思い、息を潜めていました。
実家の地域は震度4を観測しましたが、幸い、家具が倒れたりなどの被害はありませんでした。
震源地の淡路島北部は、震度7を観測。
たった15秒。
このたった15秒という時間が、想像以上に長く感じ、そのたった15秒で多くの人が犠牲になり、誰もが地震は来ないだろうと思っていた街が崩壊したのも事実です。
その現状を目にした時、信じられないという気持ちと、恐怖を感じたのを記憶しています。
ちょうど、震度7を観測した地域である西宮の古いアパートで下宿生活をしていた兄から聞いた話です。
下宿アパートがかなり古かったため、外に逃げようとした時、玄関の枠が歪んでドアが開けられず、窓を割って外に逃げたというのです。
逃げた直後に、アパートが潰れたと聞いて背筋が凍りつくような恐怖を感じました。
一歩間違えたら。
私の兄はどうなっていたか分かりません。
兄から『何をおいても入り口確保だ』
と教わった私は、地震の揺れを感じると、毎回、素早く玄関に走ります!
静岡の長瀬アドバイザーが、ご実家のお片付けを進めていかれる中で、地震対策について、お母さんとのやり取りの様子を赤裸々にご紹介されています。
合わせて、長瀬アドバイザーが紹介されている安東先生のブログも参考になりますので、ご覧ください。
・防災グッズを揃えるのも大事だけれど、まずは素早く動けますか?
・部屋のあちこちに床置きしているものや、狭い廊下に物を置いていませんか?
・家具で窓を塞いでませんか?
・部屋の入り口に、家具が倒れて塞ぐような家具配置してませんか?
・玄関に物があふれ、足場をなくすようなことになっていませんか?
・ケガ防止のために、さっと靴を出して逃げられますか?
一瞬の逃げ遅れで、命を落としてしまっては、防災グッズも意味がありません。
ちゃんと片付けておけば、こんなことにならなかったのに。
そんな後悔をしないでいいように、安全安心なお家にしていただきたいです。
まずは大切な命を守れるように、安東流で、可能な限り仕舞う収納で、しっかりお片付けしませんか?
これから暑くなりますが、思い立ったが吉日!
全国のアドバイザーがお手伝いします!
最後まで読んでいただきありがとうございます♪
月・金の朝6:00にブログを定期更新しています。
またのお越しをお待ちしております!