実家のお片付け6
投稿日2023/01/16
皆様、こんにちは!
兵庫県在住、美しい暮らしの空間アドバイザー唐須 栄美子(からす えみこ)です。
"実家のお片付け"をお届けしています。
私の実家の両親は、築20数年の4LDK一軒家に住んでいます。
母は78歳、父は72歳の高齢夫婦です。
クローゼットのある物置部屋のお片付けの続きです。
まずは、たくさんの細々した物の取捨選択、分類、収納作業です。
キッチンに収まりきれない保存容器や鍋、年に1回程度の食器類がこの辺りにごちゃごちゃと置いてあります。
やはりここでも、母の『まだ使えるから』という言葉が炸裂します。
あちこちから集めて、ダンボール箱いっぱいになったタッパー類を見て、
私『こんなにタッパーあるけど、全部いるん?』
母『まだ使えるから、全部いるわ。』
私『…ホンマに全部使うん?よく考えて?』
母『全部使えるのに…。もったいないやん。』
私『よく使うのって決まっとるんちゃうん?使えるからとか勿体無いからいうて、使いもせんのに何でもかんでも置いとるから、えらいことになるんやん。』とトドメの一言。
母『まぁそうやな。言われてみたら、置いてても使ってないな。』
勿体無い精神溢れる手強い母と、変な空気感にならないように、優しく?押し問答を繰り返しながら、根気強く取捨選択を進めていきます。
そして、ごちゃごちゃゾーンを片付けて、いよいよもう一つの物置部屋からタンス移動です。
before
after(移動後)
72歳の父は、体力、腕力にまだまだ自信ありで、タンス移動もこの通り、大活躍です!
父が元気だからこそ、家具移動、家具解体などの力仕事を引き受けてくれて、本当に助かりました。
移動したタンスには、祖母から受け継いだ着物や母のお気に入りだった着物もいくつかありました。
今のところ、着る機会はないけれど、これも実家の母が元気だからこそ、いろんなエピソードや着物の思い出と共に、喜んで貰い受けることができるのだと思いました。
母自身もお気に入りの着物を、娘の私に譲れたことがとても嬉しそうでした。
そして、この物置部屋がどんどん片付いていくにつれて、母は、体の不調と共にもうすっかり諦めていた『絵手紙や書道などの趣味ができる部屋にしたい』と言うようになりました。
父が退職後、両親が24時間一緒に過ごすことになって、真面目な母のストレスを心配していたので、この母の希望は、願ってもいないことでした!
この部屋が、母の憩いの場所になるように張り切って片付けていきます。
文章で書くとあっという間に片付いたように思いますが、細々した物の取捨選択は、頭も体力もいる作業で、思いの外手間取り、高齢の母にとっては大変な作業の連続だったと思います。
それでも、母は弱音を吐かず一生懸命取捨選択を頑張りました。
そして、クローゼットのある物置部屋→母の趣味部屋として完成です♪
before(入り口から)
after
処分予定のパソコンデスクは、母の趣味のデスクとして活用することになりました。
before(クローゼット)
after
before
after
カーテンを開けることもできなかった薄暗い物置部屋が、とても明るく風通しが良くなり、とても清々しい部屋になりました。
母には、この部屋で思う存分、大好きな趣味を楽しんでほしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます!