孤立無援のKさんを救え!3世帯のお片付け2
投稿日2024/2/26
孤立無援のKさんを救え!3世帯のお片付け2
皆様、こんにちは♪
兵庫県在住、美しい暮らしの空間アドバイザー唐須 栄美子(からす えみこ)です。
Kさん宅のお片付けをお届けします♪
(ブログ掲載を快諾いただきありがとうございます♪)
Kさん宅は、90歳のご両親、50代のKさん、お年頃の息子さんお2人の3世帯家族です。
3世帯5人で、5LDK、築35年の戸建にお住まいです。
Kさんは、自力で安東流の順番通り片付けようとされましたが、外に大中小4台の物置があるにも関わらず、どういうワケか押入れから取り掛かっておられました。
外に物置があれば物置から、納戸があれば納戸から、押入れがあれば押入れから。
ここがお片付けの勝負を決める重要な場所で、ここを飛ばしては絶対うまくいかないのです。
なので、見て見ぬふりすることなく、順番通りに、まずは物置から取り掛かることが大切です。
before
Kさん宅の物置に取り掛かるその前に、『処分するものをまとめる場所がいるのでは?』という小野アドバイザーの助言により、まずは外回りの不要な物を花壇だった場所にまとめることにしました。
そして、ガサゴソと始まったお片付けの様子が気になって外に出てこられた90歳のお父さんに、外回りの物を確認しながら集めていきます。
割れた植木鉢や劣化した段ボールの残骸や木の板、瓦や瓶や缶などの不要な物をあちこちから拾い集めていきます。
錆びついてネジが外せないラックを、四苦八苦しながら小野アドバイザーと解体中には、なんと!90歳のお父さんが参戦!
若い頃、腕の良い庭師さんだったこともあり、90歳とは思えない程足腰が丈夫で、ラック解体に一役買ってくださいました!
(残念ながら、作業中手も服もドロドロになっていたため、写真が撮れませんでした。)
そして、ようやく1つの物置に取り掛かりましたが、物置の中には、90歳のご両親の物がたくさんありました。
一つ一つ中を見ながら、『Kさん(娘)が要らないなら、もう処分でいいよ。』とお父さん。
あとはKさんと共に見直していくことになりました。
全てのものを出しながら、要不要を分け、ゴミの分別、分類、掃除などやることは山のようにあります。
そんな中、驚いたことに物置に敷かれた段ボールなどには、シロアリの痕跡が…。
気づいたのは、シロアリの生体に詳しい小野アドバイザーです。
シロアリは気が済むまでダンボールを食べ尽くしたのか、もうずっと前にいなくなったようで、幸い1匹も発見されることはありませんでしたが、この物置は、シロアリにとって最高の環境だったようです。
子供の図鑑なども、見事にシロアリの餌食となり、Kさんは『ショックやわぁ!』と言いながらも吹っ切れたように処分されました。
物置からは、お母さんの昔のお商売道具だった大きなお皿やお鍋やたくさんの調理器具。
各種洗剤にお醤油にお水など。(すべて賞味期限切れでした。)
また、Kさんが子供の頃にお気に入りだった昭和レトロなオモチャも出てきて、『懐かし〜!』と盛り上がりました。
物置1つの中にも、Kさんが生まれてから約50年の歳月の中で、ご両親がこれまで努力して手に入れてこられた物と向き合いながらのお片付けとなりました。
ひとつ残らず取捨選択をすると、残す物はほんのわずかとなり、それらは、キレイに掃除を済ませた物置にまとめました。
after
赤枠は、リサイクルショップに持ち込む物。
今後、この物置はお片付けで大量に出る処分品の一時保管場所として、大活躍することになります。
そして、1つの物置と外回りで処分するものが、こんなにたくさん出ました。
こちらは、産廃業者さんに依頼するものです。
こちらは、翌日のゴミ出しに出すものです。
ゴミの処分だけでも、大変な労力がかかります。
夕方帰宅した2人の息子さんに、母であるKさんの頑張りを伝え、ゴミ出しの協力をお願いすると快く引き受けてくれました。
孤立無援から一歩脱却です。
あと3台の物置が待ち受けていますが、次回から、新たなメンバーを迎え、お片付けを進めていきます!
最後まで読んでいただきありがとうございます♪
月・金の朝6:00にブログを定期更新しています。
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