孤立無援のKさんを救え!3世帯お片付け6
投稿日2024/3/11
孤立無援のKさんを救え!3世帯お片付け6
皆様、こんにちは♪
兵庫県在住、美しい暮らしの空間アドバイザー唐須 栄美子(からす えみこ)です。
Kさん宅のお片付けをお届けしています♪
(ブログ掲載を快諾いただきありがとうございます♪)
Kさん宅は、90歳のご両親、50代のKさん、お年頃の息子さんお2人の3世帯家族です。
3世帯5人で、5LDK、築35年の戸建にお住まいです。
前回に引き続き、1階の4畳半和室に奮闘します。
お母さんの和ダンスを仏間に移動し、縁側の物も撤去したことで、開かずの雨戸が開き、光が入るようになりましたが…。
網戸の劣化が激しく、大きく破れていて、このままでは大嫌いな虫が入り放題です…。
私の悲鳴が上がる前に、小野アドバイザーが職人と化し、ボロボロになっていた網戸を張り替えてくれたおかげで、虫の侵入に怯えることなく、窓を開けて作業ができるようになりました!
小野アドバイザーが張り替えている間には、Kさんと一緒に、仏間に移動した和ダンスの中の見直し作業です。
和ダンスの空いた引き出しに、お母さんが残してほしいと言われた趣味の物や作品の掛け軸、ハンカチや細々したものを収納していきます。
お母さんが着物も着ることはないけれど、Kさんが受け継いでいけるように厳選し、Kさんの着物と一緒にお母さんの和ダンスにまとめていきます。
(物忘れが多くなってきたお母さんが、たまに開けて見たときに着物が入っていると安心されるとのことで、スカスカにならないようにまとめました。)
そしていよいよ、山本アドバイザーと一緒に、和室の押入れに取り掛かります!
最初に取り掛かった天袋からは、立派な段飾りの雛人形一式や衣類など、長年眠っていたいろんな物がでてきましたが、ほとんどが処分となりました。
空っぽになった天袋は、小柄な山本アドバイザーがスルスルッと上り、隅々まで掃除してくれました。
一方では、小野アドバイザーと花岡アドバイザーが、、処分する棚の解体作業に取り掛かっています。
暑い中、全員が必死で動き回っていますが、Kさんがとても明るい方なので、作業中はとても賑やかです。
そして、押入れの上段をクローゼット化するべく、引き出しを下段に設置します。
仏間からもお母さんの衣類が入った引き出しを運び込み、衣類収納の段取りを整えていきます。
空っぽになった上段に、2本のポールを小野アドバイザーが取り付けしてくれました。
(この日はなぜか、職人のような作業が多い小野アドバイザーです(笑))
たくさんある洋服がかけられるように、前後2列に設置です。
さぁ、ここからが本当に大変です…。
家中のあちこちに分散しているご両親の衣類を全て、Kさん1人で取捨選択するしかないので、大変な労力です。
まずは、ハンガーラックに掛かっているものから順に確認し、押入れのポールに掛けていきます。
『こんなにあっても、普段着る服はこれかこれって決まっているんだけど…。』
Kさんが気にしているのは、お母さんの洋服です。
物忘れが多いけれど、ふと思い出して聞いてくることもあるそうなので、あまり減らしすぎないように慎重に判断していきます。
もしかしたら、見やすくなればまた着られるかもしれません。
まだ見直す衣類はたくさんあるのに、すでにポールはいっぱいになりました。
引き続き、衣類を取捨選択してもらい、片っ端から畳んで収納していきます。
たたんでもたたんでも、どこからもとなく段ボールや紙袋が現れ、開けると洋服が出てきます。
『まだあった…。もうないよね?
もう他に置いてないよね?』と、確認しますが、
嫌気がさすくらい永遠に湧いて出てくる洋服の取捨選択に、Kさんは心が折れそうになっていました。
私たちも、だんだん口数が減り、(早く終わらせなければ…)と必死で手を動かしますが…。
その時、『もぉぉぉ!どれだけあるん!洋服もうイヤ!…泣』
今まで弱音を吐かなかったKさんに、とうとう限界がきたようです。
私たちも、溢れ出てくる洋服の海に半ば溺れかけていましたが、最後の力をふり絞って、『私たちがおるから!もう少しで終わるから頑張るで。』とKさんを励まし続けました笑
Kさんは、弱音が言えたことで気持ちが落ち着き、最後まで頑張り切りました!
after
次回は、小型の家具移動と手強いホコリを乗り越え、いよいよ4畳半和室の完成です!
最後まで読んでいただきありがとうございます♪
月・金の朝6:00にブログを定期更新しています。
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