実家のお片付け11
投稿日2023/02/06
実家のお片付け11
皆様、こんにちは!
兵庫県在住、美しい暮らしの空間アドバイザーです。
"実家のお片付け"をお届けしています。
私の実家の両親は、築20数年の4LDK一軒家に住んでいます。
母は78歳、父は72歳の高齢夫婦です。
今日は、洗面所をお届けします。
洗面所はとても狭いスペースでありながら、家族が毎日使う大切な空間です。
実家の洗面所before
薄暗く、雑然とした感じの洗面所です。
洗面所入り口に、籐の引き出しが置いてあり、洗面台まで真っ直ぐに歩けません。
ここに、父と母の下着が収納してありました。
この引き出しは、場所を取る割に、意外と収納できる量は少なく、さらに籐の編み目に容赦なくホコリが入り込むという優れものです。
下着類は、すでに移動していたので、試供品や歯ブラシなどの雑多な物を取捨選択し、籐の引き出しは撤去しました。
元々、この引き出しに、両親の全ての下着は入りきらず、季節ごとに下着は入れ替えで、入れ替えられた季節外の下着は、1階の押入れの中から、ゴロゴロ袋に詰められた状態で出てきました。
それを整理するだけでも大変でした。
母が、1人で入れ替えする負担は相当だったと思います。
無印の引き出しを1人2つずつ用意し、しっかり引き出しに収納することで、季節の下着の入れ替えも、引き出しを上下に入れ替えるだけで、ラクラクです。
そして、撤去された籐の引き出しは、母が編み目に入りこんだホコリを見たことで、潔く処分となりました。
もう一つ、この狭い洗面所を暗くしている原因は、洗濯機の窓を塞ぐように設置された父お手製の棚板です
『洗剤とか置く場所がなくなって困るんじゃないか?』と心配そうな母の言葉に、棚に置かれたものをよーく見ると、
ちょっとやそっとでは積もらないくらいのホコリが積もっています。
『使ってなさそうな物も多そうやから、全部置いとくって言わない限り大丈夫やわ。』というと、『全部いるとは言わへんけどな〜。』と本当に大丈夫なのか半信半疑な様子です。
そして父に、『光が入らないし、ホコリがすごいから撤去してほしい。』というと、すぐに外してくれました。
その時に、あらゆるものにホコリが付いてるのを見て、『本当だなぁ…。こんなにホコリが積もるんやなぁ。』としみじみ呟いていました。
そして、洗濯機を退けてみると、ここも案の定、長年蓄積した汚れが…!
雑巾でキレイに掃除すると、それを見た父は、なんだかカルチャーショックを受けたようでした。
そこから、父の掃除スイッチが入り、掃除を張り切ってしてくれるようになりました。
そんな父に、壁のホコリを見せて、壁に掃除機を走らせると、『お父さんがやるわ。』と掃除機をかけてくれます。
引き出しの中や枠に大量にホコリがこびりついているのを見せて、『こういう所にホコリが溜まるから、たまに拭くんやで。』と説明すると、雑巾を持ってきて一緒に拭いてくれます。
掃除してキレイになることの快感を得た父は、『わぁ!気持ちいいな〜!』と言いながら、あちこち拭いてくれました。
洗面所という狭い空間からも、長年使わないままの物が想像以上に大量に出てきました。
中の物を見直さないまま、使わない物で大切な収納スペースを占領し、収納が足りないと新たに収納の棚を増やしたことで、空間をどんどん狭く圧迫していたようでした。
そして、しまう場所に困った洗濯洗剤のストックや、掃除用の洗剤など、2階の物置部屋や1階和室の押入れに保管していたため、全体の量が分かりにくくなってストックが多くなっているようでした。
しっかり取捨選択をし、必要な物だけになるとストックの置き場所も確保でき、ぶら下がっていた洗濯ハンガー類まで収納できました。
この狭い洗面所で、1番大変だったのは掃除です。
湿気もホコリも溜まりやすい洗面所の汚れは、長年の蓄積もあり、こびりつきが酷く、掃除にかなりの時間がかかりました。
両親と力を合わせて、掃除を頑張った洗面所は、明るく広くすっきりとした空間になりました。
入り口上の棚before
(中を撮り忘れです)
after
この扉付きの棚も撤去したかったのですが、あちこちから出てきた洗剤のストックが、洗面台横の引き出し1番下に入りきらず、これから順次消費していったのち、撤去することになります。
ここは、背の低い母は椅子がないと届かないので、背の高い父に、ストックが必要になったら下ろしてあげてほしいと伝えてあります。
洗面台下after
(中のビフォー撮り忘れです)
洗面所before
after
洗面所の圧迫感が解消され、無事に完成です。
今日も、最後まで読んでいただきありがとうございます♪